もりのこびと と おんなのこ [だい2わ] (童話)






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2007年06月24日(Sun)
もりのこびと と おんなのこ [だい2わ] (童話)
[もりのこびと と おんなのこ]
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[だい2わ]

このひから もりのこびとと おんなのこの こい を さがす たびが はじまりました。

るった るたた るった るたた るった るたたたったた
るった るたた るった るたた るった るたたたったた

「ねぇ こびとさん。その るった るたた って くちずさんでいる おんがく なあに?」

「ほ?あ〜 これね。 ん〜 なんだろう? なんで くちずさんでるんだろう?」

「ぷ へんなの。るった るたた るった るたた るったらったら」

「ちがうちがう さいごは るった るたたたったた だよ」

「ええ〜 るった るたた るった るたた るったたらたった?あ〜ん いえないよ こびとさん!」

「あはは へんなの。」

そんな かいわをしながら ひとりと いっぴきは おおきな もりの いけに やってきました。

「お〜い いけのぬし〜!! いるかあ〜!」

すると いけの なかから あぶくが ぼこぼこ うきあがり とても おおきな さかなが でてきました。

「おお ひさしぶりじゃのぉ もりのこびとさんよ。」

じめんが ぶるぶると ふるえるような こえで いけのぬし が しゃべりました。

「ちょいんす! あいかわらず でかいなあ!おいら わけあって こい っていうのを さがしているんだけど しってるかい?」

「ほぉ こい か。こい と いえば ほら わしのことじゃよ」

「えええええ!!!」

ふたりは おどろきました。とても すてきなもの と いわれていましたが おせじにも いけのぬし は すてきだ とは いえないくらい からだは ぼろぼろ で ひげ が はえている おじいさんの おさかな だったからです。

「おい いけのぬし! でたらめなことを いうなよ。 おいらは すてきな こい ってのを さがしているんだよ。」

「ふぉっふぉっふぉ なに わしじゃ すてきな こい じゃないと いうのかい もりのこびとさんよ。」

「いいえ ごめんなさい。いけのぬしさん。わるぎが あって いってる わけじゃないの。 わたしは こい というものが それはそれは すてきなもので すばらしいものだと こびとさんに いったからなのです。」

「ほぉ・・・ そうか そうじゃったか。その こい か。わしはしらないわけじゃないが わしには いえん。」

「なんでだよ。 いけのぬしよぉ おしえておくれよ。」

こびとは あたまを じめんに つくくらいにして おねがいをしました。
それをみた おんなのこも おなじように あたまをさげて おねがいしました。

「いけのぬしさん おねがいです。わたしたちに こい の いばしょを おしえてください。」

「む〜ん そんなことを いわれてもじゃな わしには いえない りゆうが あるんじゃよ。」
いけのぬしは ただでさえ しわくちゃな かおを さらに しわくちゃにして なやみはじめました。

「やい いけのぬしの けちんぼ! むかし あんたの だいじな ひとりむすこが にんげんに つかまったとき たすけてやったじゃないか!」

「ふ〜む・・・ たしかに あのときは せわになった。 じゃがのぉ こびとさんよ。 いえぬものは いえんのじゃよ。」

「なんでい なんでい じいさん ぼけてしまったのかよ!」

こびとは おもいっきり いしころを けとばしました。

「やめてちょうだい こびとさん!」

おんなのこは こびとを しかりつけました。

「こびとさん もういいわ。どうやら ここには ないみたい。ほかを さがしましょう。」

「すまん。こびとさんよ。こればかりは しぜんの おきて なんじゃよ。」

いけのぬしは そういうと また おおきな あぶくを たてて いけのそこへと かえっていきました。

「ちぇっ けっきょく こい なんか ないんじゃないか!」

「おねがい こびとさん。あの いけのぬしさんを わるくいうのは やめて。」

「うぅ・・・」

こびとは ばつがわるそうな かおをして りょうてを あたまのうしろに かかえ きたみちを もどっていきました。
そして そのまま いえにかえり ふてくされた こびとさんは ねむってしまいました。

「ごめんなさい。こびとさん。わたしのために いろいろと さがしてくれてるのに みつからなくて。」

おんなのこは ねている こびとの よこにすわり もうふを かけながら そう つぶやきました。

そして あくるあさ こびとが めをさますと おんなのこの すがたが ありませんでした。
あさごはんの よういをして まってみましたが あらわれる けはいが ありません。
しんぱいになった こびとは へやじゅうを さがしてみました。

「お〜い おじょうさ〜ん! どこへ いったんだ〜い!」

よべど さけべど へんじは ありません。

「どこへ いったんだよ〜! おじょうさ〜ん!」

やはり へんじは ありません。
しんぱいになった こびとは ぱじゃまの まま そとへ とびだし あちらこちらを さがしまわりました。

「お〜い おじょうさ〜ん! きのうのことを おこってるのか〜い?」

「お〜い おじょうさ〜ん!」

こびとは なきたいきぶんに なりました。

「ぉ〜ぃ・・・おじょうさぁん・・・」

さがす こえも しだいに よわく ちいさくなっていました。

「ごめんよぉ・・・ おいらが いけのぬしに あんなことを いったばっかりに・・・」

とうとう こびとは じめんに へたりこんでしまいました。

「こびとさん こびとさん」

どこかで こびとを よぶこえが しました。

「こびとさん」

こびとは めを ほそめ こえをするほうを みまわしました。

「こびとさん こびとさん」

すると どうでしょう。そのこえは おんなのこでした。

「こびとさん かってに でていってしまって ごめんなさい。」

おんなのこは いきをきらせながら そういいました。どうやら はしって ここまで きたようです。

「こびとさん わたしのために やさしくしているのに そんな こびとさんを おいてでていってしまって きずつけてしまったみたいで ほんとうに ごめんなさい。わたし かってすぎましたよね。」

おんなのこは なきながら あやまりました。
ですが こびとには なんで ないて あやまっているか わかりませんでした。

「なんだよ いるんじゃないか。いるなら へんじしておくれよ。 おいら さがしまわって つかれちゃったよ。」
こびとは そういいましたが こころのなかでは すごく うれしかったみたいです。

「ごめんなさい。」

「うんん あやまらなくていいよ。ここにいるんだしさ」

「ありがとう こびとさん。 でも なんで でていったのか きかないの?」

「さんぽでも したくなったんだろう? いつもいつも おいらの かおばかり みてたら あきるだろうしさ。」
ついつい こびとは あくたいを ついてしまいます。
でも おんなのこは それを ちゃんと わかっていて 

「うん・・・ こびとさん。また いっしょに こいを さがしてくれる?」

と ききました。

「おじょうさんが そういうなら しかたないな。それじゃ やくそくを きめよう。」

こびとは なにかを ひらめいたようです。

「そうだ よるは 11じまでに ねる。そして なにか いやだな と おもったことは おたがいに いう! どう?」

おんなのこは ゆるしてもらえたことを しり ふかく ふかく うなづきました。

「よ〜し それじゃ きょうは いえにかえって ごちそうを たべよお!」

そう こびとは いいながら いつものちょうしで すきっぷ しながら おんなのこと いえに かえりました。

るった るたた るった るたた るった るたたたったた
るった るたた るった るたた るった るたたたったた


   


ようこそ2000GT Twinturboへ
ゆうきちのぶろぐ第2弾です。

かつてのNeverおよびCURURUってのが使い勝手が悪すぎるので移転しました。
あちらあちらで残しておきますね。


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