もりのこびと と おんなのこ [だい1わ] (童話)






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2007年06月24日(Sun)
もりのこびと と おんなのこ [だい1わ] (童話)
[もりのこびと と おんなのこ]
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[だい1わ]

るった るたた るった るたた るった るたたたったた
るった るたた るった るたた るった るたたたったた

いまではないとき ここではないばしょ まだちきゅうじょうには かみさまと にんげんと どうぶつたちが なかよくしていたころのものがたり・・・

るった るたた るった るたた るった るたたたったた
るった るたた るった るたた るった るたたたったた

いっぴきの ちいさく みにくく ふとった こびとが くちずさみながら あめのなかを すきっぷ していました。

じつはこのこびと むかーしむかしは てんしでした。
とてもわるいことをしてしまったので かみさまが みにくいこびとのすがたにかえてしまったのです。

でも このこびと じぶんが むかしは てんしだったなんて わすれてしまっていました。

るった るたた るった るたた るった るたたたったた
るった るたた るった るたた るった るたたたったた

そんな あめのひの ことでした。

いえにかえるとちゅう ひとりのおんなのこが みちばたで ないていました。

えーん えーん

それをみた こびとは おんなのこのかおをのぞきこんでみました。

「どうしたんだい? おじょうさん。こんなあめのなかを かさもささずに。」

「えーん えーん・・・」

おんなのこは こびとがはなしかけても なきやみません。

「おじょうさん。ないていてはわからないよ。ぼくでよかったら はなしを きくよ。」

すると おんなのこは かおをあげ 

「こびとさん。よくぞきいてくださいました。わたしは すてきだといわれている こい をさがしているのです。」

「こい?」

「ええ それはそれはとてもうつくしく すてきなものだ というのです。 ですが わたしは さがしてもさがしても みつからず ついには みちにも まよってしまったのです。」

「へー。そうなんだ。じゃ おいらもさがしてあげるよ!」

じつは このおんなのこは かみさまが こびとにあたえた しれん だったのです。

かみさまは むかし このこびとが てんしから こびとになったときに 『もとのてんしにもどりたければ ひとつ よいことを しなさい』 と いっていたのです。

もちろん、こびとは そんなことは わすれてしまっていました。

ですが このおんなのこが ないているすがたをみて しぜんと たすけなくては と おもったみたいなのです。

「ありがとう こびとさん。 でも もう わたしは あきらめたの。さがしても さがしても どこにもみつからないんですもの。」

「ええ、それはないよ おじょうさん。おいらが ぜったいに みつけてあげるよ!まだ さがしていないところは あるかい?」

「いいえ つくえのなかも かばんのなかも かまどのなかもみたわ。 いえじゅうさがしてもなかったの。それで もしかしたら そとにあるのでは と おもって そともさがしたわ。きのうろのなかも ほらあなも おかのうえにも かわのなかにも みあたらなかったの」

「へー こい ってやつは なかなか すばしっこいやつなのかもなぁ」

こびとは そういいながら きのうえにのぼり あたりを きょろきょろみまわしました。

ですが こびとには こい というものが どんなものかが わかりません。

「おじょうさん。こい ってのは どんなかたちをしているんだい?」

「ごめんなさい こびとさん。 わたしも しらないの。」


「あらら。それじゃ さがしようがないじゃないか」

「ええ だから もう こい なんて みつからないのかもしれないわ。」

「んー こまったなぁ。もうそろそろ あたりもくらくなってきてるし よるになってしまう。また あした さがしてみようよ。おじょうさん みちにまよったんだったね。 しばらくのあいだだったら おいらのうちに とめてあげるよ。」

「ほんとうですか? ありがとう こびとさん。ぜひ おねがいしますわ」

そうおんなのこが いうと こびとは こっちだよと てまねきをして また すきっぷ しながら みちをすすんでいきました。

るった るたた るった るたた るった るたたたったた
るった るたた るった るたた るった るたたたったた

そのひの よるの ことでした。
おんなのこは こびとに いろいろと しつもんを しました。

こびとは おんなのこに いろいろなことを こたえました。

こたえられる はんいで。

「ねぇ こびとさん。こびとさんは なんで わたしに はなしかけてくれたの?」

「ん〜 なんでだろう。 ないていたからかな。」

「へぇ。ねぇ こびとさん。こびとさんは あそこで なにをしていたの?」

「ん〜 なにをしてたんだろう。 さんぽの かえりみちかな。」

「へぇ。ねぇ こびとさん。こびとさんは いつもは なにをしているの?」

「ん〜 なにをしているんだろう。 あさは かわに さかなを つりにいき ひるは やまへ しばかりに。 よるは むしたちの おんがくかいに でかけたり・・・かな?」

「へぇ。ねぇ こびとさん。なんだか わたし ねむたくなってきちゃったわ。」

「うん。そうだね。きょうは いろいろあって つかれただろう。 にんげんには ちょいと ちいさすぎるが てきとうに そこらへんで ねておくれ。おいらも てきとうに そこらへんでねるから。」

よるも しずかにふけ むしのねもやむ まよなかのことでした。

こびとの ゆめのなかに あの すがたを みにくい こびとにした かみさまが でてきました。

『やあ こびとよ おきなさい。 わたしとの やくそくを わすれてはいませんか。』

こびとは ねぼけまなこを ごしごし と こすり、あたりをきょろきょろと みまわしました。

「だれだい?こんな よふけに。」

『わたしです。つきのめがみです。』

「あわわわ ご、ごめんなさい!」

『いいえ あやまらなくても けっこうですよ。』

「あわわ ご、ごめんなさい! あっ!」

『ふふふ そんな かしこまらなくてもいいですよ。 むかしの やくそくごとを おぼえていますか?』

「やくそく・・・?」

『あらま、わすれてしまったのですか。あなたの その みにくいすがたを もとにもどす という やくそくですよ。』

「はぁ?」

『きょう かえりみちで ひとりの おんなのこと であいましたね?』

「はぁ・・・」

『その おんなのこの ねがいを かなえて あげなさい。それが わたしとの やくそくをはたすものと なるでしょう』

「はぁ・・・」

『でも、わすれては いけませんよ。あなたが むかし てんしであったことを おんなのこに いっては いけません。そして もうひとつ。この おんなのこに こい をしては いけません。』

「はぁ・・・ あ、かみさま。その こい ってやつなんですが いったいなんのことでしょう?」

『こい とは とてもすてきなものです。それしか わたしからは いえません。そして むかし あなたは その こい を まもる てんし だったのですよ。』

「はぁ・・・」

『さぁ、そろそろ よがあけます。けっして さきほどの やくそくを わすれては いけませんよ。』

「はぁ・・・」

すると あたりは しだいに あかるくなり とりの さえずりが きこえてきました。あさに なりました。

「おはよう こびとさん。きのうは ぐっすりねむれたわ。とても ここちよい ゆめを みたの。」

「へぇ・・・」
こびとは むにゅむにゅと くちをうごかし ねぼけまなこで まだまだ ねむいようすでした。

「それでね、その ゆめですが とても うつくしい ひとが はなしを しているのです。」

「へぇ・・・」

「それでね、こびとさんが じつは てんし だって いうんですよ。」

「へ・・・え!?」

こびとは どきっと しました。ねぼけていたのも どこか ふっとんで しまいました。

「な、なんだって、だれが てんし だって?」

「あはは そんなに おどろかなくても いいですわ。ゆめでの おはなしですもの。こびとさんが てんし なんですって。でも わたしにとっては こびとさんは てんしかもしれませんね。」

「おぉぉぉ おぃ! なにを とつぜん いうんだい。おいらを からかうんじゃ ない!」

と、こびとさんは どぎまぎしながら りょうてを あたまのうえで ばたつかせ ちいさいからだを はげしく ゆすって へやのなかを いったりきたり していました。

「あわわわわ。さぁさぁ あさごはんでも たべて また こい でも さがしいこうか!」

おんなのこは にこっと わらい うなずきました。

るった るたた るった るたた るった るたたたったた
るった るたた るった るたた るった るたたたったた


   


ようこそ2000GT Twinturboへ
ゆうきちのぶろぐ第2弾です。

かつてのNeverおよびCURURUってのが使い勝手が悪すぎるので移転しました。
あちらあちらで残しておきますね。


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