【替え歌】君が代 Kiss me |
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2006年05月29日(Mon)
【替え歌】君が代 Kiss me
ネットやblogを中心に君が代のパロ、替え歌が流行っているらしいですね。
君が代や日の丸っていうのは、自ずと知れた日本の国歌、国旗です。 この国歌、そもそもが曰く付きのものでして、知らない方のために少し説明をしましょう。 ------------------------------------------------- この君が代は、平安時代に詠まれた和歌を基にした歌詞に、明治時代に林廣守が作曲し、それ以来より国歌として扱われてきました。 それを、1999年(平成11年)に国旗及び国歌に関する法律で公認化され、式典礼典には国旗の掲揚と、国歌の斉唱が義務付けられるようになりました。 みなさんの中にも、入学式や、卒業式などで歌うこととなった経験をお持ちの方がおいででしょう。 しかし、この君が代は、そもそも、天皇の御代を讃えるものだとして、現状の日本にふさわしくはないと異を唱えるものも少なくありません。 少し歴史をさかのぼってみましょう。 先ほども述べましたように、君が代が国歌として採用されたのは明治時代でした。 いわずと知れた、天皇主権の時代です。そう考えると、その時代においてはなんら問題はないでしょう。 明治2年(1869年)に当時薩摩藩兵の将校だった大山巌により、国歌あるいは儀礼音楽を設けるべきと言うイギリス歩兵隊の軍楽長ジョン・ウィリアム・フェントンの進言をいれて、大山の愛唱歌の歌詞の中から採用されたといわれています。当時、日本の近代化のほとんどは当時世界一の大帝国だったイギリスを模範に行っていたため、歌詞もイギリスの国歌を手本に選んだとも言われています。 ------------------------------------------------- さて、そのような歴史的背景をもつ君が代ですが、現代においてはどうでしょうか。 このように、天皇主権の時代に、天皇の御代を讃える歌は、賀歌としての側面があり、広く親しまれていたものといえます。 ですが、現在において国民主権の時代であり、民主化が広まり、その内容にそぐわないとみることもできます。 そして、現状において、教育者を中心に、アンチ君が代というような風潮があるのもまた事実です。 彼らの主張はこうです。そもそも、軍国主義の体制化に利用された象徴や思想・風潮、戦意高揚、選民主義、アジア太平洋地域における侵略と植民地支配に繋がったものが君が代であるというのです。 たしかに、その通りの部分もあります。 しかし、一概にそうとも言えないとオイラは考えます。 なぜなら、元々は明治時代に形成されたものであり、その時代においてはごく自然的なものであるという点です。 そして、現代において、他国の国歌を見ても、例えば、フランス国歌の『La Marseillaise』(ラ・マルセイエーズ)や、イギリス(グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国)国歌の『God save the Queen.』(主よ 女王陛下を護りたまえ)などがあります。 しかし、それが必ずしも軍国主義、戦意高揚のためのものかと言われればそうではないでしょう。確かに、フランス国歌などは改正の動きがあるのも事実です。ですが、彼らは彼らの歴史を重んじ、かつ、自らの国に誇りを持っています。もちろん、お国柄というものもあるでしょうが。 ------------------------------------------------- では、日本と同じ、第二次世界大戦で枢軸国と呼ばれた国々も見て見ましょう。 ドイツ国歌とイタリア国歌です。 ドイツ国歌は、3番までありますが、現在では3番のみが歌われているようです。ナチス・ヒトラーの時代は1番のみが国歌として採用されていました。元々は、イギリスやフランスが国歌を持っていたが、ドイツにはソレがなく、また、分裂を繰り返していたドイツの統一を願ったものとして、歌われた歌だそうです。現在東西ドイツ統一後も、このドイツ国歌が正式に採用されています。 一方、イタリアの国歌は歴史が浅く、第二次大戦後に制定されました。サッカーの国際試合などにおいては観客が高らかに大合唱する一方で、演奏を拒絶する音楽家もいるというような状態です。 このように、敗戦国のドイツは、19cに歌われた国歌がそのまま現代でも歌われ、イタリアにおいては、戦後に制定され、その内容はフランス国歌にも似ています。 もちろん、イタリア国歌は、殉国を賛美する傾向が強く、ファシズムの発祥した国であり、敗戦国として日本同様に賛否両論があるのは事実です。 では、国家の歴史が浅いアメリカではどうでしょうか?アメリカの国歌は、第二次独立戦争ともいえる、米英戦争でたなびく星条旗を描いた詩人スコット・キーによる詩に、後に曲をつけて国歌としたものだそうです。 いずれにせよ、自国の歴史、自らの起源を讃えるものが多く、イギリス国歌のように、君主色の強い国歌もあります。特にドイツ国歌は、歴史の変革の都度に、詩も曲も変化せず、解釈を変えて歌うという点は特筆すべきものでしょう。 こうみると、フランスやイギリスのみならず、そのほかにも、過激な軍歌調或いは軍歌そのものの国歌を持っている国は多く、君が代が特別軍国主義を象徴するものではないと思いませんか? ------------------------------------------------- さて、日本の国歌に戻りましょう。 日本の天皇制は起源が古く、一説によれば二千六百年も前から続いてるといわれています。 それが事実であろうが史実であろうが、とにかく、日本において天皇というものは確かに存在し、天皇が統治していた時代がありました。 それを讃える歌として、平安時代の和歌を元に、天皇主権時代の明治に歌われるようになった君が代が現代もなお歌われています。 ですが、出典の和歌は、解釈によっては「恋人や、ある人がある人の長寿を願う」歌とも取れるのですね。 そして、現代ほど、マスメディアがしっかりしたものでもあるはずがなく、天皇が実在するのかどうなのかわからない時代であるのだから、そのような無形の畏敬よりも、素直に大切な人への長寿を歌った民謡である可能性が高いですよね。 と、考えれば、何も、現代において、天皇への賛美歌では決してないのですね。 解釈の違いにより、意味を変えればなんら問題はないでしょう。 ですので、オイラは個人的に、君が代が国歌であることになんら異論はありません。 ただ、気分的にはよくないですね。なにがって、国旗及び国歌に関する法律にです。 これは、何を意図してこの時期に制定したのか全く持って理解できませんし、明らかに憲法の保障する思想・良心の自由に反すると考えます。 これは、本質的な愛国心には繋がらず、思想の弾圧とも言え、強制されることによる反発を生む温床になるに過ぎないでしょう。 ------------------------------------------------- さて、それでは、本題に入ります。(前置きながっ!てか、今のが前置き??? 冒頭にも述べましたが、現在、ネットで流行っているものに、「君が代」の替え歌があるそうで、オイラも聞きました。 とりあえず、転載可だということなので、掲載させていただきます。 ================================================ KISS ME 発声は(ほぼ)そのまま、でも歌詞の意味をガラリと変えた君が代の替え歌(*サーバーから削除しました) 英語が読めないときはフリガナにそって歌ってください き み が あ よ お わ kiss me, girl, and your old one ち よ に い い や ち よ に a tip you need, it is years till you're near this さ ざ で い し の sound of the dead "will she know し わ お と な り て she wants all to not really take こ け の む う す う ま あ で cold caves know moon is with whom mad and dead" 訳: 僕にキスしたら君のその古臭いジョークにも(サヨナラの)キスをしておやりよ 君に必要な忠告をあげよう 死者たちのこの声が君に届くまで何年もかかったんだよ 「国家ってのは本当に奪ってはならないものを欲しがるけど そのことに気がつく日が来るんだろうか? 冷たい洞窟だって知ってるんだ (戦争で傷つき)気が狂ったり死んでしまった人たちを お月さまはいつも見てるってことを」 註:古臭いジョーク (old one) たとえば「南京大虐殺は無かった」とか、 「鉄道や学校の建設など植民地にも良いことをしてあげた」とか、 「従軍慰安婦は商行為」などの嘘八百。 心ならずも「君が代」を歌わざる得ない状況に置かれた人々のために この歌が心の中の抵抗を支える小さな柱となることを願って ================================================ 以上、日の丸・君が代に対抗するネットワークよりの転載です。 それに付随して、姉妹版もあるそうで、 ================================================ <Kiss Me Girl> 歌詞 Kiss me, girl, your old one. Till you're near, it is years till you're near. Sounds of the dead will she know ? She wants all told, now retained, for, cold caves know the moon's seeing the mad and dead. 訳 私にキスしておくれ、少女よ、このおばあちゃんに。 おまえがそばに来てくれるまで、何年もかかったよ、そばに来てくれるまで。 死者たちの声を知ってくれるのかい。 すべてが語られ、今、心にとどめておくことを望んでくれるんだね。 だって、そうだよね。冷たい洞窟は知っているんだからね。 お月さまは、気がふれて死んでいった者たちのことをずっと見てるってことを。 イメージ 例えば元「慰安婦」ハルモニが日本の若者に歴史の真実を知ってほしいと戦後補償裁判に立つ中で出会った日本人の少女。裁判で闘うハルモニを見て、歴史の真実を知り、心にとどめ、ハルモニの無念を自らのものにしようとする少女。ふるさとから遠く離れた沖縄の冷たいガマの中から月を見上げてふるさとを思ったであろう「慰安婦」の無念を。 補足 girl はのばして読むと音にあいます。 you're (= you are) は実際にヨー と読みます。 何箇所かにでてくる the はほとんど聞こえなくてかまいません。 最終行の for もです。 4行目は She wants all to be told, and to be now retained. ですが、省略で短くなっています。 最終行の seeing は soon の方が、音的にはよいのですが、 意味が優先されています。 ================================================ 驚きました。この歌、最初に聞いたときは、てっきり、反日抵抗運動の某国の国民による歌かと思ったくらいですから。 調べてみたら、なにやらそうではないようで。 しかも、自虐パロディというものを楽しむものではなく、結構本気でアンチ日章旗・君が代やってる団体によるもんなんですね。 そういう意味で笑っちゃいました。 ------------------------------------------------- 彼らが主張する、トランスナショナルや、ボーダレスという言葉は非常に大事でしょう。 トランス(超える)ナショナル(国家)や、ボーダ(国境)レス(無し)は、人類における一つの理想郷といえるでしょう。 国という概念があるから、その間に争いがあり、領土の侵犯という行為へとつながり、それにより、平和の希求は阻害されると彼らは考えているようです。 たしかに、それはまさに正論であるといえます。が、帰属意識=アイデンティティというものもあることを理解しなければなりません。 EU、ヨーロッパ連合が発足して10数年経ちました。そこにおいて、かなり高度なトランスナショナルで、ボーダレスな体系を確立しているといえるでしょう。 しかし、それにより、さらにいっそう、帰属意識が強く出てきたのもまた事実です。 とある、EU統合推進派のドイツの首相(だったはず。コールのことだけど、誰が言ったか忘れてしまった(汁)は、「どんなグループにも帰属意識はある。あなたは、EUの人であり、ドイツ人であり、フランクフルト市民である。」と言うように、EUにより、自分が育った国や町や村がなくなる(帰属が無くなる)のではという質問に対し述べたものです。 帰属意識とは、自分が誰であり、どこに起源があるのかというものです。それは、EUという大きな共同体ができれば、自らが属する国家が無くなり、帰属が危うくなるという意識につながり、よりいっそうの愛国というものが出てくるものです。 トランスナショナルは確かに大事な考えです。平和的国際紛争の解決には欠かせないでしょう。ですが、それがもとで国際紛争が生じるものです。 オイラは、こう考えます。トランスナショナルにより、グローバリズムが進めば、それに対抗して、アイデンティティが主張し始め、排他的になり、いっそうの分裂が起こり、結局のところ、平和の希求は得られないでしょう。 それを改善するには、やはり、グローカリズムで、そのグローカリズムとは、グローバル(地球的)な視点と、ローカル(地域的)な視点で、平和の希求をすべきだと考えます。 ------------------------------------------------- 話がそれましたね。今回のこの君が代「KISS ME」は、心ならずも「君が代」を歌わざる得ない状況に置かれた人々のための歌と称しています。 心ならずも歌わざるを得ない状況に置かれた人が、このような内容の意味で歌うというのは、はたして、本当のトランスナショナルなのでしょうか? おいらにゃ到底理解ができません。 君が代の、本来の解釈をたどっていけば、必ずしも、天皇の御代を讃えるだけの意味ではないことは明白です。 つまり、歴史や時代にあわせ、解釈を変えて、歌うというのが正しい国歌のあり方ではないでしょうか? イギリス然り、フランス然り、ドイツ然り、国歌のあり方や解釈は、時代により変化してきました。形容(カタチ)は変わらずとも、歌にあるメッセージの解釈を変えるだけで、時代にあわせていく。それが、正しい判断ではないでしょうか。 そうすれば、愛国心というのも自ずと芽生えるものでしょう。そして、グローバルな平和創造につながるとは思いませんか? オイラなりの結論、国旗及び国歌に関する法律に対しては疑問を感じます。そして、新しい法案に「愛国心」を盛り込むということに抵抗があります。 これは、「強制になるということでないことが望ましいですね」の一言に尽きると思います。誰の言葉かって?今の天皇の言葉ですよ。平和や、愛国などといった考えというのは、強制されて生まれるものではありませんよね。 ですが、それとは別に、自らのアイデンティティを辱める自虐的な国歌を歌うことで、ささやかな抵抗をしようとする姑息な運動には憤りすら感じます。 パロディで面白おかしくする分には一向に構わないですが、寒い時代になったと思わんかね?このような自虐的なメッセージをこめた歌を歌うことを。彼らは、まるで隠れキリシタンか異教の徒のようなレジスタンス気取りではないだろうか? てな具合です。 |
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